エッセー集
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抗菌と癒し効果のある緑茶
    
 ツバキ科  ツバキ属   学名 Theaceae Camellia
     原産地 中国


 摘み取ったお茶の葉に含まれる酵素を加熱処理して発酵しないようにしたのが緑茶
です。 日本茶の殆どは緑茶です。
 緑茶の渋み成分(葉緑素)に含まれているカテキン(ポリフェノールの一種)が持つ体脂肪
低下作用やコレステロール低下作用が知られてから、緑茶は今や健康食品の代名詞の
ような存在になりました。
 最近ではカテキンの抗菌作用が新型インフルエンザの予防効果があるとされ、緑茶が俄
かに注目を浴びています。  要するに緑茶でうがいをすれば、ウィルスの回りにカテキン
が吸着してウィルスが肺胞膜に取付くのを防止出来るというものです。
 
 さらには、緑茶の旨み成分に含むテアニン(アミノ酸の一種)の癒し効果もまた注目されて
います。 テアニンには脳からα波を出させる作用があり、睡眠の質を改善したり、脳の神経
細胞を保護する作用があるという実験結果があるからです。
 緑茶には覚醒作用のあるカフェインも多く含んでいますが、 単なる健康食品というより
現代人が必要とする癒し系の嗜好品と云えます。

 その他、緑茶には次の栄養素が含まれ、 
サポニン・・・血糖値の低下、 フッ素・・・・虫歯予防、  亜鉛・・・味覚障害の防止
ビタミンC・・・風邪予防、  またカロリーはゼロなので究極のダイエット食品でもあります。



                        2009.10.20