エッセー集
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  日本の土壌に合う多肉植物花月(別名カネノナルキ)
   ベンケイソウ科クラッスラ属 学名Crassula ovata (=C.portulacaria)   原産地 南アフリカ

   花月(かげつ)というやや風変わりな木の鉢植えが前々からありました。  亡くなった両親の
  置土産なのですが、私には大して関心のない植物でした。 花も咲かず、1年中変化がなく死
  んでいるのか生きているのか分からないように見えたからです。

    しかし、花月を地植えにしたところ段々成長するようになりました。 フニャッとした柔らかい
  枝は簡単に折れ、それを土に差すとよく育って来ます。  最近では冬に珍しい白い小さな花
  を沢山咲かせるようになりました。 
   どうも花月という南アフリカ原産の多肉植物は、日本の土壌に大変合っているようです。  
  園芸店では「金のなる木」という別名で売られています。 その由来には諸説がありますが、
  縁起のいい名前ですし、大変育てやすいこともあって、西向きの日当たりのいいい玄関前
  の狭い土地はいつしか花月で埋め尽くされていました。



                        2008.12.17