エッセー集　パート�V　　　　　　　　　　　　題目　　トップ
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　　　　フルーツの王メロン
　　ウリ科キュウリ属　　学名　Cucumis meloL..　　英語名Muskmelon　　原産地　東アフリカ、中近東

　 今年の5月13日早朝、札幌中央卸売市場の夕張メロンの初競りで、何と2個２５０万円の値が付き
ました。　　夕張メロンが中世オランダのチューリツプの球根のように投機商品となった訳ではありま
せん。　　メロンという果物は、収穫して1週間位しか味が持たないのです。　長期保存の利くミカンや
リンゴに比べたら、賞味期限はまるで夏の花火のように瞬時で到底投機商品になり得る代物ではあ
りません。　それはそれとして、こんな宝石のような破格の値段が付く程このブランドの評価は年々
高まる一方です。　　
　 さて、夕張メロンというのはお中元用商品に特化して売られています。
私も4年前に夕張メロンを戴いたことがあります。　この時初めて夕張メロンを食べたのですが、その
美味しさは格別でさすがに評判通りでした。
　 夕張メロンは昭和35年にスパイシーとアールスの交配で出来た赤肉系メロンです。　夕張は火山
灰地で長芋もよく育たない土地ですが、水はけだけはよくてそれがメロンに合っていたようです。

　赤肉系メロンの栄養素の特徴は、βカロチンが多いことです。　　3600mcg　(100ｇ中)
　抗酸化作用、がん予防、風邪予防に効果があるとされます。
　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　


　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　　2008.5.29