インターネット行政書士のフロンティア戦略 第 183号
令和6年4月26日発行
民事法務のフロンティアに鉱脈を目差すインターネット行政書士のマインドと戦略。
今回の目次
□ 高齢者の睡眠について
高齢者の睡眠は、若い頃の睡眠とは中味が大分違って来るようです。
76歳の後期高齢者である私の経験を踏まえて高齢者の睡眠をまとめてみます。
私も60歳台後半から早寝早起きになり、睡眠時間も6時間前後です。
昼間に眠いということはないのに、テレビを見ている時など気が付けばよく転寝(うた
たね)をしていることがあります。 転寝の合計は、1日で40分位になります。
また、私は夜間頻尿の薬を飲んでおり、それでも夜に5、6回はトイレに起きます。
さて、高齢者の睡眠の特徴は、ノンレム睡眠(深い眠り)の時間が減って、
レム睡眠(浅い眠り)の時間が増えることです。
ノンレム睡眠というのは、寝入った時にまず現れる深い眠りで、この睡眠中に
脳は休まっており、 人体はこの睡眠時に細胞の修復を行っているのです。
寝入って90分位で最も深いノンレム睡眠が現れ、その後はレム睡眠とノンレム
睡眠が90分から110分の反復パターンで交互に現れ、最後の方のノンレム睡眠に
なると気持ちよく目覚める為に備えてかなり浅くなります。
ノンレム睡眠時 → 脳は休息し、身体は修復及び回復を行っています。
→ 副交感神経が優位になり、呼吸・血圧・脈拍が遅くなります。
→ 新陳代謝を促進する成長ホルモン(老化の防止、美肌の維
持、ダイエット、免疫力のアップに関係)が多く分泌されます。
一方、レム睡眠という浅い眠りの時は脳からの信号が遮断される為、身体が
休まり、筋肉は弛緩してだらっとした状態になります。
レム睡眠時の脳の活動は覚醒時より活発で、記憶の整理(必要な情報の整理、
不要な情報の消去)を行って、脳のアップデートをしているのです。
レム睡眠はRapiid Eye Movement の訳語で、この睡眠中に眼球がキョロキ
ョロと動くことから来ています。
実は、脳波の研究から眼球がキョロキョロするレム睡眠が発見されたのは最近
のことです。
そこで、眼球がキョロキョロしない深い眠りを、レム睡眠とは異なるという意味から
ノンレム睡眠と呼ぶことになったのです。
ところで、高齢者の睡眠は、ノンレム睡眠が減って、レム睡眠が増える結果、
明け方に目が覚めて、起きるまで「うとうと」していることがあります。
しかし、この「うとうと」という半覚醒状態(レム睡眠)は、「20分から30分あると
3、4時間の質のいい睡眠をとったくらいの回復力がある」と云われています。
「うとうと」の状態は、「眠っているけれど起きている」状態であり、身体がリラック
スした中で回復を期待できるという意味で決して質の悪い睡眠ではないのです。
「うとうと」の半覚醒状態は、瞑想や催眠状態に近く、リラックス状態と同じであり、
筋肉の緊張は緩み、呼吸は深くなり、血流はよくなり、やがてノンレム睡眠に移行
して行きます。
私の経験でも、早朝になると大抵が「うとうと」状態になり、夜明け前に深い眠り
に入ってから起きるということがよくあります。
このように「うとうと」は、睡眠の質を維持する為に現れた高齢者特有の眠りなの
です。。
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