インターネット行政書士のフロンティア戦略 第 189号   
                令和7年7月9日発行 
      
民事法務のフロンティアに鉱脈を目差すインターネット行政書士のマインドと戦略。

                   今回の目次
           □ 
  クレジットカード市場の変遷について

 
  (株)矢野経済研究所の調査に拠れば、クレジットカード市場規模(
クレジットカード会社各社の自社発行カードのショッピング取扱高
合計)が、令和5年度(2023年)に100兆円を越えました。

  令和7年度(2025年)は122兆円になると予測され、令和12年(2030
年)には196兆円が見込まれています。

 
  ただし、日本でのキャッシュレス比率(クレジットカードその他キャ
ッシュレス
が可能なカードの利用率)は、令和4年でまだ36%です。

  欧米のキャッシュレス比率は、40~60%に達しています。


  カード会社の収益源である加盟店手数料が、日本では欧米に比
べまだ高い水準にあります。  
  しかし、、キャッシュレス化のスピードが早い為、クレジットカード
市場は成長市場と目されています。


  拡大要因としては、以下のことが考えられます。

. ・ 一般消費者に拡大するインターネット通販でのクレジットカー
  ドによるキャッシュレス決済の浸透

  ・ これまで利用されなかった法人用クレジットカードでのキャッ
  シュレス決済の拡大

  ・ 少額決済分野(旅行、飲食、レジャー分野など)での高倍率ポ
  イント還元による利用促進



  このように、クレジットカード市場が成長市場と目される最大の
理由は、キャッシュレス決済の浸透にあります。

  しかも、そのキャッシュレス決済をした人は、長期の分割払いを
選択していないのです。

 非割賦方式(決済から 2ヶ月以内の1回払い、マンスリークリ
ア方式という
)やボーナス一括払いを選択しており
キャッシュ
レス決済を利用した人の80%が
そうのです。

  なお、非割賦方式のキャッシュレス決済には、割賦販売法の適用
がなく、支払停止の抗弁規定などによる保護は受けられません。



  さて、マンスリークリア方式によるキャッシュレス決済の浸透がクレ
ジットカード市場の拡大要因とされたのは、クレジットショッピングの
歴史の中で比較的最近のことなのです。

  1960年代にJCBが発行したクレジットカードを利用する時も、1回
払いにする利用者などまずおらず、24回~36回分割かつボーナス
併用払いとするのが普通でした。
 





  70年代~80年代に入ると、家電製品(洗濯機、冷蔵庫、エアコン、
カラーテレビなど)が、一般家庭に急速に普及して行きます。

  一方、一般のサラリーマンの給与は、これら高額家電を一括で
買える程の水準にはまだなかったのです。

  そこで、クレジット会社が開発した割賦方式(ボーナス払いを併用
し、月々の支払を24回~36回の分割払いにする。 当然、金利が掛
かる)を利用することでどうにか買えたのです。

  
 今はクレジットショッピング業界もすっかり様変わりしてしまいました。

  クレジットカードの利用がまだ普及していなかった40年前は、割賦
方式で家電を買う際は、クレジット会社の申込用紙に個人の信用情
報や希望する支払方法その他を店頭で書かされたものです。

   
  今は、クレジットカードが1枚あれば、スーパーで日用品をキャッシ
ュレス決済で買い、30年に1度の冷蔵庫の買い替え時には割賦方式
でという風に、使い分けがクレジットカード1枚で可能になっているの
です。



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