行政書士もぐもぐ......自分流情報発信  第55号
             平成20年1月25日発行 

           今回の目次
        □ 登録免許税で得をした相続登記
        □ 都市鉱山って何?



   □ 登録免許税で得をした相続登記

 新年のお喜びを申し上げます。 本年もどうぞ宜しくご愛読の程お願い申し上げます。
新年でもありますので、税が得になるという情報をまず提供致します。

<事例> 父と共有の不動産(父の持分10分の7、子Aの持分10分の3)を相続した場合で、
    父が先になくなって相続登記をする前に母がなくなったというケースの話です。
     子供は、ABCの3人とします。

 父の時の遺産分割協議では、母が父の持分を相続しました。 次に母の時の遺産分割
協議では、Aが母の持分を相続してローンもAが全額負担することに決まりました。
 父持分は 父  →母、  母 → 子A と移転しています。
 しかし、1回の登記申請手続きで、つまり父から子Aに移転する登記で済ませることが
出来たのです。 しかも、登記申請書や遺産分割協議書の書き方も実に簡単でした。

 まず、登記申請書の登記の目的は○○持分全部移転になります。 ○○に父の氏名が
入ります。 母の名前は、登記申請書のどこにも出てきません。 ただし、遺産分割協議書の
前文には、「被相続人   (死亡日    )及び被相続人  (死亡日    )の遺産に関し、
相続人全員が協議して・・・」と父と母の氏名を記載します。 また記以下には、相続の経緯を
書きます。 最後に、相続人ABCが署名・捺印します。
                       ж
 
 最近の法務局は大変使い勝手がよくなっています。 相談窓口では、登記申請書の書き方を
親切に教えてくれますし、提出時には書類のチェックもしてくれます。
 今回のケースは、被相続人が二人であったり、父の死後に住居表示の変更があったりで、
登記の素人にはやや複雑な案件に見えました。

 しかし、実際には複雑に見えるだけで、法務局のHPで公開している登記申請書の解説を読み、
後は窓口でフォローを受ければ、本人申請で十分対応可能だったのです。
 最初は、登録免許税として2件分の13万円ほどを覚悟していましたが、それが半分で済み、
司法書士報酬の10万円も浮いたのですから、こんな有難いこともありません。


  
   □ 都市鉱山って何?

 都市鉱山というのは、日本にある廃棄自動車や廃棄電気製品の中に眠る金属資源のこと
です。 液晶画面に使われているインジウムは、何と現有埋蔵量の61%にも達するという。
銀が22%で6万トン、金は16%で6800トン、鉛は10%で560万トンもあるそうで、何れも
世界一の量になるそうである。
 新年早々、明るいニュースではありませんか・・・・。
 
 廃棄物が実は宝の山であったなんて・・・・信じられないような話ですが、本当なのです。 
優良な鉱山が見付かっているのですから、後は如何にして掘り出すかの問題だけです。
日本には優れた技術と人材がいるのですから、それを活用すれば廃棄物の再資源化も
そんなに難しくないはずです。
 日本は隠れ資源大国なのです。 これは決して初夢ではないのです。



  ※ ご感想・ご意見をお寄せ下さい。
      →メールアドレス:redbabena@yahoo.co.jp 


    発行者  :  行政書士 田中 明 事務所
 〒239-0822  神奈川県横須賀市浦賀町5丁目50番地211    
             TEL・FAX   046-843-6976
   マガジン説明用Webページ : http://lantana.parfe.jp/melmogu01.html
    内容証明郵便でブレイク! : http://lantana.parfe.jp/   
   インターネット法務支援室  : http://lantana.parfe.jp/seotope.html
-------------------------------------------------------------------
  このメールマガジンは、『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行
 しています。解除は http://www.mag2.com/m/0000110319.htm からできます。