インターネット行政書士のフロンティア戦略 第159号
令和2年12月1日発行
民事法務のフロンティアに鉱脈を目差すインターネット行政書士のマインドと戦略。
今回の目次
□ 消えゆくガソリン車
私は平成4年製のチェイサー(トヨタ)に22年乗っていますが、買物専用の車なのでまだ9万キ
ロしか走っていません。
実に故障の少ないいい車でした。 これまでに交換した大きな部品と云えば、スタータース
イッチ、タイミングベルト、ラジエーターの3つで、昨年、右前ウインドウの開閉用モーターが故障
した時は、さすがに部品の在庫がなく、修理を諦めました。
私は再来年2月の免許証更新が視力の関係で無理なので返納しますが、それに伴い名残惜
しいチェイサーも廃車にしなければなりません。
さて、世界では、ガソリンの燃焼で出る二酸化炭素が地球温暖化の元凶と認識され、特に欧
州連合は2021年からヨーロッパで販売される自動車の二酸化炭素排出量を走行距離1キロメート
ルあたり95グラム(メーカー平均燃費という)以下に規制します。
これがエンジン車全廃つまり電気自動車化に向けての動きを活気付けており、トヨタもヨーロッ
パで自動車を販売している為、2025年頃までにグローバルで販売する全車種を電動車とする計画
です。
ところで、この電動車とは何か。
電気自動車(EVと云います)は、現在のところ、1回の充電での走行距離がまだ短く、1回の充電
に掛かる時間も長いことから、技術改良が必要ですし、公共用充電スタンドの普及も必要です、
EVはまだ発展途上にある為、そこで、過渡期の車としてガソリンエンジンと電気で走る車種や水
素を発電源にした電気自動車など3つのタイプが販売されており、これら3つのタイプとEVを併せた
4つを電動車と呼んでいるのです。
以下でもう少し具体的に説明します。
1 HV (ハイブリッドカー)
電気で動くモーターは燃費をよくする為の補助的手段として使用し、エンジンは
ガソリンを燃焼させて動く車
2 PHV (プラグインハイブリットカー)
走行には電気で動くモーターを使用し、ガソリンエンジンは発電用として使用する。
3 FCV (燃料電池自動車)
水素を使って自家発電した電気で動くモーターで走行する。 排出は水のみ。
4 EV (電気自動車)
家庭用コンセント又は公共用充電スタンドで充電した電気で動くモーターで走行する。
欧米ではガソリン車、ディーゼル車の販売禁止の動きも活発でノルウェーが2025年から、デ
ンマーク、スウェーデン、オランダ、ドイツ、イギリスが2030年(ハイブリッド車は2035年)から、
アメリカ・カリフォルニア州が2035年から禁止です。
日本ではまだガソリン車の販売禁止を掲げていませんが、2050年にガソリン車全廃を予定し
ており、ガソリン車の新車の寿命が15年とすれば2035年頃から国内でガソリン車は事実上売れ
なくなると考えられます。
ガソリン車の部品製造やガソリンの生産及びガソリンスタンドも年々減少し、ガソリン車の数
も年々減って来て、2050年以降はガソリン車が全く姿を消してしまうことになるのです。
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