インターネット行政書士のフロンティア戦略 第143号
平成30年4月11日発行
民事法務のフロンティアに鉱脈を目差すインターネット行政書士のマインドと戦略。
今回の目次
□ 高齢者学事始め その4
高齢者に血圧とコレステロールの基準値は要らない
高齢者になると誰でも血管の弾力が失われ動脈硬化の傾向になります。
そのため心臓や脳や腎臓で血液不足にならないよう血圧は上がって行くのです。
逆に高齢者の血圧を降圧剤で下げたりすると認知症に似た症状になることがあると云います。
また、脳梗塞になる高齢者は、降圧剤を飲んでいる人の方が飲んでいない人の2倍も多いという
調査結果があります。
なぜそうなるかと云いますと、薬で無理に血圧を下げていると血流が弱くなって血栓が流れて行
かなくなりそれが脳梗塞を引き起こすと考えられます。
栄養をちゃんと摂っていれば血管が破れることはまずありません。 それよりも血圧を下げるこ
とによる脳梗塞のリスクの方がはるかに恐いのです。
高血圧の目安は「年齢+90」とされます。 70歳の人は上の血圧が160以下であれば高血圧
の心配は要らないのです。
高齢者に大事なことは、血圧を下げることではなく動脈硬化や血栓の予防の方なのです。
次に、コレステロールについても総コレステロール値が高い人の方が明らかに死亡率が低いという
結果が報告されています。
また、悪玉コレステロールには体内に侵入した細菌やウィルスをブロックしたり、肺炎などの感染症
やバクテリアによる内臓疾患を予防する働きがありますし、コレステロールそのものが細胞膜の材料
であり免疫力に欠かせない重要な物質なのです。
アメリカではこれまでの基準値に根拠がなかったとして撤廃しています。
家族性高コレステロール血症は生まれつきコレステロール値が高い遺伝性の病気で、心筋梗塞
による死亡率はそうでない人より10倍も高いのです。
しかし、家族性高コレステロール血症の人を除けば、コレステロール値と心筋梗塞による死亡率と
関係性は全くなくなるからです。
このように今では血圧やコレステロールの基準値神話は崩れており、高齢者にとっては気にする
必要のないものであることは現場の医師達も認めているのです。
厳しすぎたこれまでの基準値は製薬会社を儲けさせる為だけのものだったのかもしれません。
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