情報のコーディネーター  第84号
         
    平成25年5月18日発行
          窮すれば通ず。 情報こそ反転の力なり。 コトバで心の壁を破れ。

                   今回の目次
           □  うつ病は脳の病気 

      

  5月は花々が次々と咲き誇り、暑くも寒くもなく極楽のような季節です。
しかし、「五月病」とか「木の芽時は気の病に気を付けろ」という言葉がある通り、
この時期は心の病が発症しやすい時期でもあります。

  なぜこんないい季節に気の変調が起こるのでしょうか。
小林弘幸氏に拠れば、自律神経のバランスが崩れるとなりやすくなると云い、
うつ病では交感神経が低く副交感神経が異常に高くなっていると云います。

  5月は季節の変わり目で、冬に高めだった交感神経が下がって来て逆に副交感神経
が上って来ます。   副交感神経が上がって来るのはいいのですが、うつ病の人は
副交感神経が上がり過ぎ交感神経が下がり過ぎているのです。

  うつ病の発症メカニズムについては、自律神経のバランスの崩れの他、脳内ホルモン
の欠乏にあることが近年の研究で分かって来ています。 

  脳内にあるセロトニン(幸福感)、ドーパミン(ワクワク感)、ノルアドレナリン(やる気や判断
力)という3つのホルモンが脳のバッテリーの働きをしているのですが、このバッテリーが
切れた状態がうつ病だというのです。

  この脳内ホルモンを激しく消耗させるのがストレスです。
寝ている内に脳内ホルモンは補充されるのですが、あまりにストレスが強いと補充が
追い付かなくなるのです。

  うつ病の予防法としては、次の4つが重要です。
1 脳内ホルモンを作る上で必要な要素を多く含む赤身の肉、赤身のマグロ、ウナギ、
  カツオ、レバー、卵をよく摂取すること。
2 睡眠を十分取ること。
3 規則正しい生活をすること。
4 同じ仕事で疲れたら脳の別なところを使う仕事に切換えること。

 
  うつ病が脳の病気だと云われるようになったのは、最近のことです。
うつ病のメカニズムが分かって来ますと、多忙な人気俳優がうつ病に掛かったりする
のも理解出来ますし、人に云えないような恐ろしい病気ではなくなっています。
 
  しかし、30年も前ならうつ病は精神病の一つとされていました。
うつ病にまで至っていない場合をノイローゼとか神経症と呼んでいました。

  最近では精神疾患の病理学的研究が進み治療法や薬も進歩して、名称も新しくなっ
ています。   精神分裂病は統合失調症と呼んでいます。

  皇太子妃雅子様が罹った「適応障害」というのも新しい名称で、全快するのに時間が
かかるうつ病の一種のようです。

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