情報のコーディネーター  第77号
         
    平成24年7月12日発行
          窮すれば通ず。 情報こそ反転の力なり。 コトバで心の壁を破れ。

                   今回の目次
            □  本音を語り始めた医師たち その2
                   1日1食の勧め              

 現役の医師で、1日1食を実践されて健康だけでなく若さを取り戻した方がおられます。 

 南雲吉則氏です。  「空腹が人を健康にする」(サンマーク出版)という本が10万部の
ベストセラーになっています。    以下は、この本に触発されて書きました。

 現代ほど食べ物が豊富で美味しい物が容易に手に入る時代はありません。
その一方で、生活習慣病に苦しむ人々も多く、医療費は右肩上がりで増えています。
医学の進歩と共に、病気に掛かり治療の必要な人も増えているのです。

 南雲医師に拠れば、「癌・心臓病・脳卒中・糖尿病」という4大疾患の何れもが飽食
が原因であると云います。
 つまり、食べ過ぎの改善こそこれらの病気の最大の予防だというのです。
 
 思えば、こんなに食生活が豊かになったのは、1945年以後ではないでしょうか。
江戸期には「1汁1菜」といって、農民その他庶民はご飯に味噌汁と野菜が付く程度
の食事が普通でした。  ご飯も米ではなく麦や稗や粟が多かったのです。
魚は滅多に食べなかったようです。

 明治になって洋食が移入されても、日本人の8割を占める農家では江戸期と変わり
ない状況で、軍隊に入って初めて銀しゃり(白米の飯)を食べたという人も少なくなかっ
たのです。

 「1汁1菜」程度の食事内容でも、昔の日本人は日本中を徒歩で旅行していますし、
農業という重労働をやっていたのです。

 ただ、寿命は短かったですし、ビタミンなど食物に含まれる栄養素についてもまだ
学問的に解明されておらず、脚気は死に至る病として結核と並び二大国民病にな
っていました。

 脚気の原因がビタミンB1の欠乏症だと結論されたのは、大正10年(1921年)頃のこと
で今から90年前に過ぎないのです。

 実はこの脚気は江戸期にあって雑穀を主食にしていた農民に見られず、白米を食
べていた江戸の武士や町民などに多い病気として知られ、江戸から離れると快復し
たりする不思議な病気で「江戸患い」などと云われていたのです。

 脚気は白米という贅沢な食物を主食とした為に罹った、つまり現代で云えば痛風
のような贅沢病だったのです。 

 農民は雑穀を主食とする他、副食として豊富なビタミンやミネラルを含む野菜を取っ
ていた筈です。

 そおいう農民を先祖に持っているのが日本人の大部分であって、遺伝子もまたその
ような粗食に耐えられるようなものになっていると考えられます。
そんな日本人が1945年以降急に肉食系の高カロリーな食事を取るようになって、
その結果が食べ過ぎによる肥満や生活習慣病だったです。

 南雲医師に拠れば、飽食をなくすことで日本人いや人類が元々持っている生命力
遺伝子」が活性化されて健康になるというのです。

 「1日1食」というのは究極のダイエットで、今すぐ実践出来ないかもしれません。
私は1日のご飯を昼の1膳だけとし、しかも納豆と御汁という簡素なものにして、朝は
パン食、夜は野菜や肉の炒め物を肴にビールを飲むだけにしています。
この生活スタイルを続けて1年になりますが、体重は2キロ減って好調です。


   ※ ご感想・ご意見をお寄せ下さい。
      →メールアドレス
:redume@jcom.home.ne.jp




    発行者  :  行政書士田中 明事務所
  〒239-0822  神奈川県横須賀市浦賀5丁目42番11号
             TEL・FAX 046−843−6976
    マガジン説明用Webページ : http://lantana.parfe.jp/melkakez01.html
     内容証明郵便でブレイク! : http://lantana.parfe.jp/   
    インターネット法務支援室  : http://lantana.parfe.jp/seotope