情報のコーディネーター  第125号
         
         平成31年4月27日発行
                  窮すれば通ず。 情報こそ反転の力なり。 コトバで心の壁を破れ。

                         今回の目次
                       □ 牛乳とオナラ

  私は便秘の経験が殆どありませんが、加齢に伴い頻尿になりオナラの回数も多くなってい
ます。
ただし、肉を余り食べないので、オナラも空気や水素が殆どの無臭のオナラです。  

  臭いオナラの人は肉食系の人に多いと云います。  というのは、肉類のタンパク質や脂肪
を分解する胆汁が大腸内の悪玉菌の大好物で、食べる時ににアンモニアや硫化水素やイン
ドールなどの臭いガスを発生させるからです。

  無臭のオナラの回数が多くなるのは、早食い、炭酸飲料の飲み過ぎ、ストレスと関係がある
とされます。

  ストレスを受けると人は早食いとなり、飲み込む際に自然に空気が多くなってしまいます。
そうでなくても、人は物を食べる時に知らず知らず空気を飲み込んでいるのです、


  最近、牛乳と日本人の健康との関わりが、クローズアップされています。
牛乳は戦後に国に奨励されて日本人が飲むようになり、小中高学生の身長を伸ばすのに
貢献したとされる乳製品です。

  しかし、最近の研究結果によれば、日本人には乳糖不耐の人が7割もいて、そういう人に
は健康食品として勧められないというのです。

  乳糖不耐の人が牛乳を飲むと、分解の際に水素が多く発生してそれが無臭のオナラに
なるのです。

  私は牛乳が好きで55年以上毎日飲んでおり、健康を害したことはありませんが、加齢に
伴い乳糖不耐の傾向になって来て、その結果多く発生した水素がオナラの回数増加の原因
になっていたのかもしれません。


  しかし、水素にはエイジングの元凶である酸化ストレスを抑制する働きがあります。
つまり、牛乳はアンチエイジングの食品でもあるのです。

  乳糖不耐の人ほど多くの水素を発生するのは、酵素の不足で消化し切れなかった乳糖
が腸内細菌により発酵して水素と二酸化炭素に分解されるからなのです。


  こう見て来ると、臭くないオナラは水素なのですから全く心配は要らないことになります。

  大腸の腸内細菌は免疫力に影響を与える他、脳内伝達物質やビタミンの生成に深く関
わります。
その腸内細菌のエサが乳糖であり、乳糖は哺乳類のミルクにしか含まれていません。

  ですから、乳糖不耐症の人には余りお勧めではない牛乳も、乳糖不耐でない人には大
変な健康食品であることには変わりないのです。


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