情報のコーディネーター  第100号
         
    平成27年8月26日発行
          窮すれば通ず。 情報こそ反転の力なり。 コトバで心の壁を破れ。

                    今回の目次
            □ コラーゲンと軟骨の再生について




  高齢者に関節が固くなって柔軟に動かない人や関節痛を訴える人が多いのは、
コラーゲンの老化が原因です。

  コラーゲンとはタンパク質の一種で、体内のタンパク質の1/3はコラーゲンです。
コラーゲンの新陳代謝速度は加齢により鈍化して行き、65歳位では20歳頃の半
分以下になります。


 軟骨の50%はコラーゲンで出来ています。
コラーゲンが老化すると軟骨が水分を保持出来なくなり、硬くなった軟骨は少しずつ
磨耗して行きこれが痛みの原因になります。 

  骨粗鬆症もコラーゲンの不足と関係があります。
骨の20%はコラーゲンであり、コラーゲンがカルシウムやリンを骨に接着させる機能
有しています。
 コラーゲンが老化するとこの接着力が劣化する為、すけすけの骨になってしまうの
です。



  では、コラーゲンを食べればコラーゲンの老化をカバー出来るのかですが、これについ
てはまだ科学的に解明されていないのです。

  というのは、コラーゲンを食べてもアミノ酸など小さな分子に分解されてから吸収され
ますが、それが期待する特定の部位でコラーゲンに再合成されるか、つまりピンポイント
でコラーゲンが増えるかは定かでないのです。

  ただ、低分子コラーゲンペプチドを使用した食材なら、長期的に経口摂取すれば医学
的に効果があるとされています。

  どういうことかと云いますと、
低分子コラーゲンペプチドに含む「ヒドロキシプロリン」は、コラーゲンの螺旋構造を作る
のに不可欠な物質で、自然界にはコラーゲン以外に存在しないのです。

  そこで、低分子コラーゲンペプチドなら初めから小さな分子に分解されているという点
で体内での分解と吸収が効率的になされ得ると予測されますから、
低分子コラーゲンペプチドを使用した食材を長期的に食べ続けることには意味がない訳
ではないということになります。


  さて、高齢者に多い関節の痛みは加齢により軟骨が磨り減って来る為なのですが、
磨り減った軟骨はもはや再生しないというのがこれまでの常識でした。

  しかし、まだ医学研究のレベルですが、
欧米の臨床実験では、プロテオグリカンとⅠ型コラーゲン・Ⅱ型コラーゲンを必要充分
に摂取することで軟骨が再生されて、ひざ関節痛が抑えられることが確認されています。

  関節の修復には高額な人工関節しかないと云われていましたが、日本でも上記の
コラーゲンを飲むことで人工関節が不要になったという例が報告されています。


 
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