子孫への最高の贈り物 
      〜巻物家系図を残しませんか
 
 
 第37号
                        平成19年9月28日発行

            今回の目次
        □ 隔世の感
        □ 水環境ビジネスについて



    □ 隔世の感

 今年は猛烈に暑い夏でした。如何お過ごしでしょうか。
さて、今日はクレジット業界の再編について書きます。

 日本信販という名称を聞いたことのない人はいないでしょう。
この会社は長く信販業界のトップとして長く君臨していました。
しかし、2004年にUFJホールディングスの連結子会社となるや、
ニコスカードを残して、日本信販という名称は使用されなくなりました。

 そして、今では三菱UFJニコス株式会社(三菱東京UFJ銀行の子会社)の中に
旧日本信販が入っています。
ところで、この会社は1000億もの赤字になるそうで、
来年夏には三菱UFJフィナンシャルグループの完全子会社となり上場も廃止されるという。

 そして、今後3年間で2千数百人のリストラをやり、
ニコスの信販部門は、業界3位のジャックスに営業譲渡するという。

 これは、日本信販という最近まで信販業界のリーディングカンパニーだった会社が
名実ともに解体されるということではないのか・・・・・・。
往時を知る者から見れば驚天動地の話と言わねばなりません。

 かって、日本信販の次がオリエントコーポレーション(通称はオリコ)だった。
そのオリコが2000億の赤字見込みというから、ニコスよりもっと状況が悪く、
みずほの傘下に入るらしい。

 ここで、俄かに浮上して来たのがジャックスである。
石橋を叩いて渡るようなと言われた経営がここに来て功を奏したのである。
ジャックスも三菱UFJフィナンシャルグループの傘下に入ることになっているが、
信販業界のトップに立つことは間違いなさそうである。
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 三菱UFJフィナンシャルグループは、さらにアコムという消費者金融のトップを
傘下に置くという。
 今や、三菱、三井住友、みずほ、りそなという4つ金融グループに再編されようと
しているのです。

 戦前には、三菱、住友、三井といった大財閥がありました。
それが、形を変え復活して来たとも言えるのではないか・・・・。
まさに隔世の感です。




 
   □ 水環境ビジネスについて

 金融界の再編は、ある時代の顛末の話と言えます。
次に、水環境ビジネスという今勃興しつつある分野のトピックな情報を書きます。

 
中国では今、水質汚染が深刻のようです。
湖ではアオコが多量発生し、水道水として使えなくなっているところもあるらしい。
北京五輪を控えて中央政府も環境対策を本格化させるという。

 ということで、中国の環境ビジネスに大変な注目が集まっている。
中国という巨大な市場が動き出せば、
日本にとって物凄い特需が予想されるからなのでしょう。

 しかし、実施主体の地方政府に潤沢な予算がなく、
コストの嵩むものは参入出来ないという問題があります。
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 水には自浄能力があるという。
水が本来持っている自浄能力をうまく引き出すような、
つまり大規模でなく廉価な環境保全技術を開発した中小企業の方が、
中国市場には向いているのかもしれないと思ったりする。

 そして、隣国が今環境問題で苦しんでいるのだ。
日本政府もODAその他で支援して欲しいと思う。

 よい環境こそは、後世への最高の贈り物なのです。



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