子孫への最高の贈り物
〜巻物家系図を残しませんか 第36号
平成19年7月19日発行
今回の目次
□ 保存されていた除籍簿
□ 中々咲かない睡蓮の花
□ 保存されていた除籍簿
除籍簿の保存期限は、80年とされています。
つまり、80年経過した除籍簿はどんどん廃棄してよいということです。
東京、大阪、名古屋などの法務局では
廃棄が確実に進行しているようです。
しかし、田舎の法務局では事情がガラリと変わります。廃棄していないのです。
要するに、この廃棄というは保存スペースと関係があるのです。
田舎の場合でしたら、件数が少ないのですから、廃棄する必要性も低いのです。
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除籍簿が廃棄されているか、いないかは、業務に重大な影響があります。
先達て、相続登記を依頼した司法書士からびっくりさせられたことがありました。
私が収集した除籍謄本ではまだ足りず、その上の除籍も請求していますと言います。
そして、除籍後100年も経過しているから保存されていない可能性が高く、
その場合は10人の相続人全員の印鑑と印鑑証明書が必要になるというのです。
何に使用するかと言いますと、「相続人が他にいないことを証明する書面」に
全員の印鑑を貰って登記申請書に添付するというのです。
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しかし、全員の印鑑なんてとても無理な話です。
というのは、相続人の中にどうしても協力出来ないという人が2人いたからです。
祈るような気持ちでした。
結局、田舎の法務局でしたので、幸いその除籍簿はあったのでした。
「薄氷を踏む思い」とはこのことなのでしょう。
それにしても80年という保存期限は、
相続業務にも影響大なのだと改めて認識した次第でした。
□ 中々咲かない睡蓮の花
梅雨空の下、睡蓮の葉が日に日に大きくなって水面を覆うばかりです。
今年はどうしても睡蓮の花を咲かせたい。
この前、花屋で睡蓮の花を見て触ってみましたが、不思議な花でした。
プラスチックのように透明感があり、どこか無機質な感覚の花なのです。
日本にも自生する睡蓮が1種あって、ヒツジ草と呼ぶそうである。
これは白い花を午後の未の刻に咲かせるそうですが、
しかし、私にはこれまでヒツジグサを見たという記憶がありません。
睡蓮と似た植物にハスがあります。ハスの花ならお寺の庭などでよく見ます。
しかし、睡蓮はハスとは全くの別種です。
睡蓮には、温帯産と熱帯産があるそうで、写真で見ると花は透明な青か赤です。
どこか異国的な風情があって涼しげな感じがする花です。
さあ、睡蓮の夏がもう直ぐ来ます。
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