子孫への最高の贈り物
〜巻物家系図を残しませんか 第30号
平成18年8月20日発行
今回の目次
□ 鉄砲ユリつれづれ
□ 夏の甲子園
□ 鉄砲ユリつれづれ
また花の話を書きます。8月も中旬になりますと、鉄砲ユリがあちこちで目立ってきます。
これらの鉄砲ゆりは人が植えたのではありません。
種が風に運ばれて自然に生えて来たものです。
花が咲くまではただの雑草にしか見えません。
それがある日突然大輪の花は咲かせて、ここにユリがあったかと気付かせるのです。
鉄砲ゆりが咲いている場所は、垣根の根元などが多いようです。
垣根から白い大きなユリが1本、2本と顔を出して咲いている姿には、
なかなか夏らしい風情があります。
蝉しぐれや入道雲や夕立と並んで真夏の風物詩です。
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旅先で記憶に残っている鉄砲ゆりがあります。鹿児島の知覧でのことです。
ここには武家屋敷があり、各屋敷の個性的な日本庭園はとても有名です。
夏の日、この界隈の道を歩いていると垣根から顔を出している鉄砲ユリを
何本も見ました。
それがまたこの武家屋敷群の雰囲気とマッチしていてえらく感動したのでした。
知覧は特攻基地のあったところです。特攻で散っていた若い隊員の霊が鉄砲ゆりに
姿を代えて現れたのではと思ったくらいでした。
今日は、台風が去ってカンカン照りに戻って来ました。
蝉が一斉に岩に染み入るような鳴き方を開始します。
そして、その下では鉄砲ユリがゆらゆらと風に揺れています。
□ 夏の甲子園
夏の甲子園も明日が決勝である。夏もいよいよ終わりだという感じになる時期です。
今年は久しぶりで試合をよく見ています。
昔は古豪といわれるチームが出て来ると如何にも強そうに見えたものです。
そして、最後に優勝する学校というのは、西日本か関東の代表校でした。
駒大苫小牧のように北海道の代表が決勝まで残るなんて夢のまた夢でした。
しかし、今はチームのレベルが平均化したように見えます。
多分、屋内練習所が整備されたり、環境が均一化しているのでしょう。
とはいえ、駒大苫小牧のような南北海道の代表が3年連続決勝に残るなんて事態は、
やはりちょっと信じがたいのです。
北海道生まれの私の観念が古いのだろうか。
いつも一回戦で敗れて行く北海道勢を見続けて来た為でしょうか。
私にはまだよく分からないが、何かが変化しているのかもしれません。
今や第二、第三の駒大苫小牧が、日本のどんな田舎からでも
突然ポット現れる可能性がある時代になったのかもしれません。
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