子孫への最高の贈り物 
      〜巻物家系図を残しませんか
 
 
 第26号
                平成17年12月30日発行

            今回の目次
        □ 歌舞伎のようにドラマチックな・・・
        □ 来年に掛ける



   □ 歌舞伎のようにドラマチックな・・・

 今年もメルマガのタイトルからは凡そ懸け離れたことを書いて来ました。
もう年の瀬です。
家の中の大掃除とかでお忙しいことと思います。
                   ж

 今年の流行語大賞は、小泉劇場でした。
郵政法案が参院で否決されるや、
総理大臣の伝家の宝刀解散権を行使して、総選挙に打って出ます。

 その結果は、大勝利でした。
一般の予想を越えた政治的決断、総選挙中にあった刺客その他戦術の数々、
そして最終章は多くの小泉チルドレンが当選し一気に自民の議席を増やすという、
まるで逆転ホームランのような結末でした。
 
 小泉さんは4年前、まさか自分が総理になるとは思わなかったと言って総理に
なった人です。今はどうでしょう。
最も総理に相応しい人と国民から支持されているのである。

 4年前までの小泉さんは、それほど目立たない埋れている人だった。
小泉さんは総裁予備選で初めて手ごたえを掴んだという。
国民が小泉さんという人材を、発掘したのである。
こういう政治家というのは、日本の政治史の中でも珍しいことだと思います。
                   ж

 小泉さんは政治的反射神経に優れ、国民の意思を嗅ぎ分ける能力に
長けていると言います。民主政治の政治家に不可欠なこの能力も、
国民が引き出したといった方が正しいかもしれない。

 小泉さんの政治には、国民とのキャッチポールつまり双方向性がある。
これが政治を劇場的にしているのである。
小泉さんはこの能力をどうやって身に付けたか・・・。

 多分、歌舞伎、オペラ、音楽といった小泉さんの趣味から来ていると、私は思う。
これらはすべて双方向性の芸術である。
つまり、観客に受ける為の山場というものが必ずあり、どんでん返しもあり、
見終わった後には詩的な感動が残るものです。

 小泉さんは政治もこのように締めくくりたいと半ば無意識に思っているの
かもしれない。
民主政治とは、国民とのキャッチポールが本来の姿だったはずです。

 つまり政治は劇場的でいいのであり、
それが民主政治なのだと私は思うのですが・・・・。


   □ 来年に掛ける

 今年1年は個人的には、行政書士のプロ意識に目覚めさせてくれた1年でした。
一級建築士とか弁護士で驚くような違法行為をしている人がいました。
いくら人が羨むような資格を持っていても、それだけでは信用出来ません。

 金を儲けているだけの資格者では駄目です。
人を本当に助ける仕事をしているかなのです。
人がこの人に出会って本当によかったと思うような仕事をしないと本物ではないのです。

 個人的には、公証人の作成する公正証書遺言が、
あまりに遺言執行のことまで考えてなくて、
作る意味のない公正証書遺言だったりして、怒りを覚えました。
                   ж

 士業者に上下関係はありません。
どっちの試験が難しいかなんてことは、全く瑣末なことです。

 士業者間で互いにチェックし合うべきなのであり、
相手の方がおかしいと思えば、改善を求めるくらいが本来の関係なのです。
今の日本は何となく他業者との垣根のことばかりに関心があり、
チェック機能という面にはほとんど無関心のようです。

 おかしいと思っても触らぬ神に祟りなしの構えなのです。
それが今年突然噴出したのが、
一級建築士の耐震偽造であったように思うのです。

 来年はもっと勉強して役立つ情報を発信したいものです。
それでは、よい年をお迎え下さい。

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