子孫への最高の贈り物
〜巻物家系図を残しませんか 第13号
平成１6年9月23日発行
今回の目次
□ 暑い夏に想う
□ 面白い本
□ 暑い夏に想う
暑さ寒さも彼岸までといいます。
しかし、今夏はまるで違う。オレンジ色の彼岸花が咲く季節になったというのに、
相変わらずカンカン照りの日が続く。
関東地方はひさびさの夏らしい夏でしたが、
西日本の人は台風が何回も上陸して大変だったと思います。
被害に遭われた方には、お見舞いを申し上げます。
ж
さて、私はまだ新人行政書士である。夏休みを取る余裕などあるわけもない。
石の上にも3年、3年はとにかくがむしゃらにやらねばならない。
でも結構楽しかった。家系図の依頼もあったし、
多様な依頼や考えさせる相談がボチボチとあって、
絶えず新しい刺激を受けていたからである。
それは、頭の奥の方から活性化されるような刺激である。
要するに大げさに言えば、未知の発見であり、新鮮な感覚である。
疲れるとオリンピックを見ていました。これがまた面白いのである。
行政書士になってよかったと思う。
何が一番いいかというと、自律的な生活が出来るところです。
ж
さて、オリンピックに隠れてやや目立たないが、
ひとつの大ニュースがありました。甲子園で駒大苫小牧が優勝した。
東北以北では、初めての快挙なのである。
私は北海道の生れであるが、真紅の優勝旗が津軽海峡を渡るなんて
本当に夢のような話である。なぜ急にこんなに強くなったか、全然分らない。
北海道のチームといえば、初戦で蹴散らされるように敗れるのが常だった。
そういうものと半ば諦めがあった。しかし、そんな固定観念を木っ端微塵に
粉砕したのである。
ж
朱子の言葉に、「窮すれば通ず」というのがあります。
行くところまで行くと、反転するというのである。
川で溺れたら、川底まで沈んで、川底を思い切り蹴れば、
体は反転して浮かび上がる。全てはそれと同じだと言うのです。
今年はその意味で、反転の年になるかもしれない。
私はひとりそう思ったのですが、これも真夏の夜の夢なのだろうか・・・・・。
□ 面白い本
暑い夏の日に、クーラーの利いた部屋で読書するのはなぜか楽しい。
私は図書館の希望図書制度を利用して、本を借りて読むことが多い。
横須賀市の図書館は、実に市民に優しい。希望図書を提出すると、
他の図書館から借りてくれたり、買ってくれたりもする。
ж
最近では、副島隆彦・山口宏著『法律学の正体』『裁判の秘密』が、
抜群に面白かった。
副島、山口の両氏は、いわゆる団塊の世代より5、6歳下の世代に属する。
実にストレートで、オブラートに包まれたような発言は一切しない。
すっかり時代の流れから離れてしまった裁判制度の実態を、
これほど赤裸々に語った本というのはこれまで読んだことがない。
要するに、明治に出来た法体系はもう古いのである。
現実との齟齬があまりにも顕著で、とてもやってはいられないと、
20年のベテラン弁護士がそう言っているのです。
私も常々日本の法律は、その文章からして難解すぎると思って来た。
弁護士から見ても、やっぱりそうで、専門家でも苦労するらしい。
ж
ではなぜ改正しないのであろう・・・・。
結局、国民にまだその意識が浸透していないのである。
裁判なんて少し変な人間がするもので、
まともな人間は関わるものではないという共通の認識があると思う。
国民の関心がなければ、政治家も不熱心なのは当然なのです。
しかし、小泉さんのような政治家もいないわけではない。
小泉さんのような人が2人、3人と出て来れば、面白くなると思うのですが、
これも真夏の夜の夢のように儚い夢だろうか・・・・。
※ ご感想・ご意見をお寄せ下さい。
→メールアドレス:redbabena@yahoo.co.jp
発行者 : 行政書士 田中 明 事務所
〒２３９-０８２２ 神奈川県横須賀市浦賀町５丁目５０番地２１１
TEL・FAX 046-843-6976
マガジン説明用Webページ : http://lantana.parfe.jp/melkakez01.html
内容証明郵便でブレイク! : http://lantana.parfe.jp/
インターネット法務支援室 : http://lantana.parfe.jp/seotope.html
-------------------------------------------------------------------
このメールマガジンは、『まぐまぐ』 http://www.mag2.com/ を利用して発行
しています。解除は http://www.mag2.com/m/0000112881.htm からできます。