情報のコーディネーター  第152号
     
         令和6年1月25日発行
         窮すれば通ず。 情報こそ反転の力なり。 コトバで心の壁を破れ。

                       今回の目次
            □  高齢者は牛乳で骨粗鬆症を予防せよ

  
  日本人の中には、牛乳を飲むと下痢をする人がいます。  
これを「乳糖不耐」と云い、ラクターゼという乳糖分解酵素が小腸に少ない結果起こるものと
されていました。

  日本人は一般的に西洋人よりこの酵素が少ないとされており、高齢者になると更に少なく
なるので、高齢者に薦められない食品とされたことがあります。

  しかし、最近、牛乳を数回に分けて飲めば「乳糖不耐」は避けられるし、高齢者の
骨粗鬆症予防にとってこれ程最適な食品はないと推奨する記事が目立つようになりました。


  この変化は、「乳糖不耐」に関する近年の最新研究結果に基づいています。
 
  乳糖が小腸で分解されない場合でも、大腸の乳酸菌やビフィズス菌が多い人は乳糖がよく
分解され、不快な症状は出にくい上、最終的に乳酸や酢酸や酪酸などの安全な代謝物となっ
て腸管内で吸収されることが分かったのです。

  結局、牛乳を一度にガブガブ飲むのではなく、数回に分け、温めてゆっくり飲み、また毎日
飲む習慣を付けて腸内環境を改善し乳糖の分解や代謝を増進させる飲み方をすることで、
「乳糖不耐」の起り難い食品になるということです。


  さて、牛乳は何故に高齢者に最適な食品なのか。

  乳糖は牛乳にのみ含まれる糖で、乳糖は乳酸菌の栄養源になる他、カルシウムの吸収を促
進する働きがあるからです。

  高齢者の骨粗鬆症は、骨のカルシウムが年々減少しているのにカルシウムの摂取量が不
足していることが原因とされています。

 それを予防するにはカルシウムの吸収を促進させるしかなく、その為にはカルシウム補給の
代表的な食品である牛乳を飲むのが一番いい方法だということになります。

 また、ヨーグルト、チーズ、アイスクリームでも代用になりますし、小魚、海草、豆腐、納豆、
緑葉野菜など日本人が昔からよく食べていたカルシウムを多く含む食品も多く取るようにす
ることです。

 ただ、牛乳の難点はガス(おなら)が多く出ることです。  これは乳糖の分解時に発生する
水素が主です。   どうしてもこれが嫌だという人は、1日の量を減らすしかないでしょう。
 

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